ドライアイ治療
ドライアイ治療
「朝起きたとき、目がゴロゴロして開けにくい」
「パソコン作業をしていると、だんだん目がしょぼしょぼしてくる」
「コンタクトを外したくなることが増えた」
「目薬をさしてもすぐに乾燥感が戻ってしまう」
「夕方になると目がかすんで見えにくくなる」
これらの症状は「ドライアイ」によるものかもしれません。ドライアイは、目の表面の潤いが不足することで起こる疾患です。現代では加齢に加え、以下のようなライフスタイルの影響が大きな原因となっています。
症状が進行すると視力にも影響を及ぼすことがあるため、早期の対処が大切です。
当院では、慶應義塾大学病院でドライアイ治療を専門に行ってきた院長が診察し、症状・眼表面の状態・涙の質に応じて、最適な治療ステップをご提案します。
STEP 1
点眼治療(保険適用)
(ヒアルロン酸点眼・ジクアホソルナトリウム点眼・レバミピド点眼など)
目の表面を潤し、不快感や異物感を軽減する治療です。眼科で処方される点眼薬には、ドラッグストアでは手に入らない成分や、長時間潤いを保つよう設計された製剤など、症状に応じたさまざまな種類があります。
STEP 2
IPL(光治療)(自由診療)
欧米で広く用いられている最新のドライアイ治療です。日本ではまだ導入施設が限られており、当院ではその中でもルミナス社製「OptiLight M22」という最新機種を採用しています。
マイボーム腺機能不全(MGD)は、ドライアイの主要な原因の一つです。まぶたの縁にあるマイボーム腺から分泌される油分が詰まったり、質が悪くなったりすることで、涙の蒸発が促進されて乾燥感や不快感が生じます。IPL(光)治療では、以下の作用により根本的な改善を図ります。
妊娠中・授乳中の方、光に過敏な体質の方、皮膚に炎症や傷がある方などは、事前に医師による確認が必要です。詳しくは診察時にご説明いたします。
カウンセリング・診察
治療の準備(治療当日)
IPL照射
治療終了
本治療は自由診療となるため、保険診療は適用されません。施術のご予約時に、院内での前払いをお願いしております。
| 初回カウンセリング料 | 10,000円(税込) |
|---|---|
| 2回目以降の再診料 | 3,000円(税込) |
| 施術代(1回あたり) | 15,000円(税込) |
| ドライアイ点眼 | 1本500円(税込) |
IPL(光治療)は皮膚科で広く用いられている比較的安全性の高い治療法ですが、以下のような副作用が報告されています。
※副作用の出現には個人差があります。施術後に異常があれば速やかにご連絡ください。
STEP 3
涙点プラグ挿入(保険適応)
涙が鼻に流れ出る「涙点」という出口に、柔らかいシリコーン製のプラグを挿入し、涙をとどめて潤いを保つ治療です。即効性があり、外来でそのまま施行可能です。涙が増えすぎてうるおいすぎる場合(流涙感が強い場合)は、プラグを外すことで、基本的には元の状態に戻すことができます。
デメリット・注意点
STEP 4
涙点閉鎖術(保険適用)
重症例でプラグでも効果が不十分な場合、プラグが外れてしまいやすい方に涙点を永久的に閉じる手術を行います。日帰りで片目10分程度の手術です。
ドライアイは乾燥肌のような体質に近く、完全に治すことは難しい場合もあります。ですが、点眼などの治療を継続して行うことで、症状を大きく軽減し、日常生活に支障がない快適な状態に保つことは十分に可能です。特に当院では、点眼に加えてIPL(光治療)や涙点プラグなど、症状に合わせたさまざまな治療をご提案しています。
市販の目薬は、一時的な潤いを与えるものが中心で、多くは5分程度で元の涙の状態に戻ってしまいます。一方、眼科で処方される点眼薬は、ドライアイの根本的な原因にアプローチする効果があります。たとえば、ジクアホソルナトリウム点眼は涙の分泌を促進し、レバミピド点眼はムチンの分泌を促して涙を安定させる作用があります。
多くの場合、適切な治療を行いながら使用を継続できます。ただし、コンタクトレンズがドライアイを悪化させている場合は、使用時間の短縮や、より潤いを保ちやすい素材への変更をご提案することがあります。当院では、コンタクト装用者向けのドライアイ治療も積極的に行っておりますので、お気軽にご相談ください。
1日使い捨てタイプや2週間交換型のソフトコンタクトレンズ、ハードコンタクトレンズでは、多くの目薬が装用したまま点眼可能です。一方で、一部の点眼薬はレンズの上から使用できないものもあります。その場合は、処方時に必ずご説明いたしますので、どうぞご安心ください。
症状の程度や治療法により異なりますが、点眼治療では数か月で改善を実感される方が多いです。IPL(光治療)の場合は、2〜4週間おきに4回の施術を1クールとし、約2〜3か月で効果を判定します。ドライアイは乾燥肌のように体質に近い疾患のため、改善後も定期的なケアが必要となることがありますが、治療を継続することで快適な日常生活を送ることは十分に可能です。
当院では、一般的な点眼治療に加えて、IPL(光治療)や涙点プラグなど多段階の治療選択肢をご用意しています。これまでの治療内容を詳しくお聞きし、別のアプローチをご提案できる場合があります。セカンドオピニオンとしてもお気軽にご相談ください。
症状により個人差はありますが、通常4回(2〜4週間おき)を1クールとしておすすめしています。回数を重ねるごとに、目の潤い感や快適さが改善されていくことが多いです。
軽い温かさやパチッとした感覚はありますが、ほとんど痛みはありません。多くの方が快適に受けられる治療です。
当院では、ドライアイについては看護師ではなく医師(院長)がすべての施術を責任をもって行います。安心してお任せください。
IPL治療との併用は治療効果を高めるためにおすすめしています。ただし、点眼薬の保険適用については以下のようになります。
※IPL治療は保険外の自由診療となるため、その期間中に併用する点眼薬も自由診療扱いとなります。IPL治療が完了した後は、再び保険適用での点眼処方が可能ですのでご安心ください。
施術当日からメイク可能です。専用の洗顔スペースとパウダールームを完備していますので、施術前後も快適にお過ごしいただけます。
はい、IPLは「フォトフェイシャル」として、肌のキメや透明感の改善、くすみの軽減などの美容目的でも広く活用されている光治療です。当院では、ドライアイ治療はもちろん、美肌ケアとしてのIPLメニューもご用意しております。ご興味のある方は、お気軽にスタッフまでお声がけください。
医療費控除の対象になる可能性があります。詳細は領収書をご準備のうえ、ご自身の管轄の税務署にご確認ください。
原則として、初診日は診察とご説明のみとなり、治療は後日あらためてのご予約をお願いしております。ただし、予約に空きがある場合は、初診日でも施術を行えることがあります。当日の施術をご希望の方は、午前は11時までに、午後は16時までに受付をお願いいたします。
自由診療(IPL治療など)の施術については、ご予約時に施術料金を院内にて前払いでお預かりしております。キャンセルの時期によっては、以下のようにキャンセル料が発生します。
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