一般眼科
一般眼科
学校健診で「視力低下」や「要再検査」などの指摘を受けた場合は、そのままにせず、できるだけ早めに眼科での精密検査を受けてください。弱視などの重大な目の病気が見落とされることがあります。
早期の発見と対応は、将来の視力を守ることにつながります。また、見えにくさは授業への集中力や学習意欲にも影響を及ぼします。
当院では、お子様の将来の視力を守るため、近視の早期発見・進行予防にも積極的に取り組んでいます。
気になる方はお気軽にご相談ください。
子どもの視力が十分に発達しない状態で、眼鏡をかけても視力が出にくいのが特徴です。
発見が遅れると将来的に視力が回復しづらくなるため、早期発見と治療がとても重要です。小学校低学年ごろまでが視力発達の大切な時期とされています。学校健診で「視力低下」や「要受診」と言われた場合は、必ず眼科を受診してください。
片方の目が見ている方向とは違う方向を向いてしまう状態です。
本人に自覚がないことも多く、放置すると視力の発達に影響したり、両目で見る力(立体視)が育たなくなることがあります。見た目の問題だけでなく、機能的にも重要な疾患のため、早めの眼科受診をおすすめします。
特定の色が他の色と区別しづらくなる状態で、主に遺伝によって生じます。本人に症状の自覚がないことも多く、小学校の健康診断などで初めて気づくケースもあります。進行したり失明につながるような病気ではありませんが、色の見え方に個人差があることを早めに知っておくことで、学校生活や将来の選択肢において安心して対応できるようになります。気になる方はお気軽にご相談ください。
乳児期によく見られ、成長とともに自然に治ることが多いです。ただし、角膜に傷がついている場合は視力低下の原因になるため、目薬や手術が必要になることもあります。
このような症状の方はご相談ください。
目の充血、かゆみ、目やに、涙が増えるなどの症状を急に引き起こす病気で、ウイルスや細菌、アレルギーが原因となります。
なかでもアデノウイルスによる「流行性角結膜炎・はやり目」は感染力が強く、学校や保育園などで広がることがあるため注意が必要です。
当院では、アデノウイルスかどうかをその場で調べられる検査「クイックチェイサー アデノアイ」を導入しています。この検査は、綿棒で目をこする必要がなく、ろ紙で涙を取るだけのやさしい方法です。小さなお子様でも安心して受けられます。結果は約7分でわかるため、その場で診断・対応が可能です。
また、保育園や学校への登園・登校の可否についての判断や、診断書の発行にも対応しております。目の症状が続いている場合は、どうぞお早めにご相談ください。
花粉やダニ、ハウスダストなどが原因で、目のかゆみ、異物感(ゴロゴロ)、涙、めやに、充血といった症状が現れます。原因によっては、くしゃみや鼻水などの全身症状を伴うこともあります。当院では、アレルギーの原因を調べるために、指先からわずか1滴の血液で測定できるアレルゲン検査機器「ドロップスクリーン」を導入しています。採血が苦手なお子様や忙しい方でも、その場で手軽に検査できるのが特徴です。
白目の一部がべったりと赤くなる状態で、結膜の下の血管が破れて出血していることが原因です。見た目は驚くほど赤くなることもありますが、痛みがなく気づかないうちに起きていることもあります。目をこすったときや、咳やくしゃみ、重いものを持ち上げたときなどに起こることがありますが、まれに他の病気が関係している場合もあります。充血との見分けがつきにくいこともあるため、白目の赤みが気になるときは、眼科での受診をおすすめします。
麦粒腫は、まぶたの毛穴やあぶらを出す腺にばい菌が入って炎症を起こし、赤く腫れて痛みを伴う病気です。抗菌薬の点眼や内服薬によって治療を行いますが、まれに重症化することもあるため、早めの受診が大切です。
霰粒腫は、まぶたにあるあぶらを分泌する腺(マイボーム腺)がつまり、内部にあぶらがたまってしこりができる病気です。通常は痛みが少ないのですが、炎症を起こすと腫れや痛みを伴います。
自然に治ることもありますが、治りにくいケースも多く、大きくなってくる場合には注意が必要です。
当院では、目薬で治らない場合はIPL(光治療)による切らない霰粒腫治療(自由診療)も行っています。
飛蚊症(ひぶんしょう)は、視界に糸くずや虫のようなものが浮かんで見える症状で、人によって見え方はさまざまです。
多くは年を重ねることで、目の中ににごりが出てきて起こるものですが、急に数が増えたり、視界の端でピカッと光るような現象(光視症)がある場合は注意が必要です。網膜裂孔・網膜剥離・硝子体出血など、数日の受診の遅れが、重大な視力障害につながることもあります。
このため、飛蚊症を感じた際には、できるだけ早く眼科を受診することが大切です。検査では瞳を広げる目薬(散瞳薬)を使用します。検査には1時間程度かかり、終了後もしばらく(5〜6時間)は見えにくさやまぶしさが残るため、自動車・バイク・自転車での来院はお控えください。
急な症状での受診は予約なしでも対応可能ですが、検査に時間がかかるため、なるべく早い時間帯のご来院をお願いしています。また、定期的な飛蚊症のチェックをご希望の方は、受付終了の1時間前までにお越しください。
40歳前後から、新聞やスマートフォンなど近くの文字が見えにくくなったと感じることはありませんか?これは、加齢によりピントを合わせる力(調節力)が徐々に低下していく自然な変化です。遠くから近くへのピントの切り替えが遅くなったり、以前より見づらさを感じる方も多くいらっしゃいます。こうした症状が日常生活に支障をきたす場合には、眼鏡やコンタクトレンズによる矯正が効果的です。
当院では、目の調節力を正確に測定できる専用機器を導入しており、老眼の進行度や見えにくさの原因を詳しく分析することが可能です。
長時間のパソコン作業やスマホの使用により、目の痛み・かすみ・肩こりなどが起こる「眼精疲労」に悩む方が増えています。原因には、緑内障・白内障・ドライアイなどの目の病気のほか、眼鏡が合っていない・老眼の初期に無理をしている・目の調節力の疲労などが考えられます。当院では、調節機能を助ける目薬の処方や、目の疲れの原因に応じた対処を行っています。
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